2025年07月12日
2023年~
宮脇 敦士(筑波大学医学医療系准教授)
津川 友介(University of California Associate Professor)
後藤 励(慶應義塾大学大学院経営管理研究科 教授)
高齢化による社会保障費増加が進行する中、医療サービスの医療効果・費用対効果の改善は喫緊の課題。日本の医療保険制度対象の医療サービスの中には、医療効果のない医療サービス等の存在する他、それらが限られたリソースを圧迫していること等が指摘されている。
米国内科専門医認定機構財団プログラム(ABIM Foundation Choosing Wisely)や英国国民保健サービス各種プログラム(National Health Service Right Care /Best Practice Tariff)等を参考にしながら、医師等による日本の既存の医療保険制度対象の医療サービスの有効性に関する包括的な文献のシステマティックレビューを実施。リスト化した効果の低い医療について、診療報酬請求データで同定可能なものの実際の提供量、医療費、内訳等を明らかにする。
論文作成中。